小林賢太郎ソロライブ「ポツネン」「○maru」

「そうは言っても二人じゃないしなぁ」「一人芝居はそんなに得意じゃないし…」なんて敬遠していた2本。
しかし、たまたま入ったCDショップの店員さんが作ったポップの「とにかく小林賢太郎未経験者は一度見てください!小林賢太郎を知っている貴方は、勧めなくても買うと思うので何も言いません!」という言葉に背中を押されて即買い。


やばいです。
まんまとです。

あの人は魔術師ですよ、マジで。きっとあの人の脳みそのしわは、トリックアートみてぇになっているに決まっています。上の2本、「コント」として見ると違うのかもしれないけれど、「小林賢太郎の作るもの」が好きな人なら、エンディングにはモニタに喰らいついていること請け合いです。
よく偶然面白コンボが発生したときに「笑いの神が降りた」とか言いますが、小林さんは「笑いの悪魔」という言葉を使います。なんとなくですが、その仕掛けの多さに「神」よりも「悪魔」を感じてしまいます。

小林さんの「オレすごいっしょ?」って顔は度々お目見えしますがw、小林さんって「天才的にモノを考え出して」「たくさんの努力でそれを形にしている」人だ、と私は勝手に思っています。そこがまたステキなんだけど。とりあえず、当分私の家に遊びに来る人は強制的にこれを見せられるかもしれないので、覚悟(見る覚悟orハマる覚悟)だけはしておいた方がいいと思うよ。

いろいろなコントのセリフで「さびしい」「孤独」と言っていたのは、単に「ポツネン」だからじゃなくって、その一言でみんなが片桐さんを感じるからなのかなぁ?…とか考えさせようとしているに決まっているのかー?!等、妄想や思考がグリグリしています。この脳の疲労感が気持ちいいのよー!