メットへ。

ごめんね。
あんたの分までなんて偉そうなことは言えないけれど、それでもあんたに怒られないように、やりたい事とかやるべき事を全力でやろうって思ったの。


でもまだダメだわ。仕事してもバスに乗ってもご飯を食べても、今はまだあんたの事しか考えられない。全く罪な男だね、女をこんなに泣かせるなんて(笑


でもね。
今はこんなだけど、あんたのおかげで一歩踏み出す決心がついたよ。
まだどうなるかわからないけれど、進まなきゃ始まらないし、私にあとどの位時間があるかなんて誰にもわからないんだから。惰性で生きたり後悔なんてしたら、あんたに怒られちゃうもんね。こっちはこっちで頑張るよ。


だからあと少しだけ、思い出に浸って涙を流すことを許してください。
自分のせいだなんて思わないでね。あんたはそういう性格だから言っとかないとね。
それと、喝を入れに来るなら昼間にしなさいよ?知っての通り、おねーさんは超恐がりなんだから、色白で作業療法士の白衣を着たあんたが暗がりに立っていたら、派手に驚いてあんたに悲しい思いをさせちゃうかもしんないからさ。まあ、そもそも来る気があるかどうかがわからんけど(笑
でも気付けなかったら、その時はごめん。


本当に沢山ありがとう。
またね。