「KKP#4 LENS 千秋楽」

池袋のサンシャイン劇場で行なわれた、「レンズ」千秋楽に参加いたしました。
なんでも千秋楽とあって、役者さんやら有名な方々がかなりいらしていたようですが、私は開演前のドキドキで一切気付けませんでした。

前日から同期の家に泊まりこんで「水曜どうでしょう」を見て(ちょっと寝ちゃったけど…)、おそらく数年ぶりの池袋へ。途中、劇場の真上に某施設があると知り、深く理由は語れませんが、なんというか歯医者に行くような心境になってしまいながらも、なんとか劇場着。

(これ以下、ネタバレを含む可能性がデカイです。大阪初見の方はお控えいただいたほうがいいと思います。……いいですか?注意しましたよ?)

初めて行ったサンシャイン劇場は(今回特別というわけではなく)真っ赤なじゅうたんがひかれていました。「開場:拾三時三拾分」みたいな案内板と相まって、嫌でも気分は高まります。

開演間近。小さくノイズが聞こえていたかと思うと昔のラジオ調な開演前のアナウンスが入ります。そのお声は、今回姿の見えないあの方!アナウンスとはいえ彼が参加している事もわかり、
うまく言えませんが少し感じていた寂しさも薄れた状態で本編へ。最初に「百色眼鏡」にもあったような、淡いピンクのバックに出演者の名前と、ポスターにも登場している“蟻”が映し出されます。すぅっと幕が上がると、そこには巨大な影絵が現れます。その真ん中に生きた影・天城=小林さんが。後のよき相棒である駒形さんとカフェで出会うところから、お話は始まります。

ストーリーはたくさんの場所で語られているので感想のみ。

まずは座長小林賢太郎氏。
このところKKPではおまけ的な出演しかなかったので、ラーメンズ以外のお芝居自体を久しぶりに見ました。本当にこの人が演出とかしてるのか?と思わせるようなのびのびっぷりでした。天城さんのキャラがDVDとかなり違うのはご愛嬌。

KKPの暴れん坊久ヶ沢徹氏。
この方は相変わらずぶっ壊れてましたw 私が見たのが千秋楽と言うこともあったのでしょう。小林さんの「自由を履き違えやがって」って言葉は、セリフだったのかアドリブだったのか…ともかく本心なのでしょう(^^;

同名の図書館職員を演じた犬飼さんは、今回も軌道修正やツッコミ役。
でもそんな犬飼さんが周りに巻き込まれて後半ぶっ壊れていくあたり(「SWEET7」のゴミ出しじゃんけんしかり、「Paper Runner」の直立不動で失神しかり)、実はお気に入りだったりします。

そして実は「ピテカンバブー」の頃から見ていた西田さん。
こちらも#2、#3と同様「いつの間にか巻き込まれる部外者」という役どころでした。が、今回気付いたことが。実は西田さんが一番器用なんじゃないでしょうか?今回も愛宕屋さんは基本的には巻き込まれている人なんだけれど、


実は最初、少しだけ「片桐さん出ないし…「百色眼鏡」の世界が面白いって言っても…うーん…」なんて感じで、チケット取れなきゃ取れないでいいか、くらいに思っておりました。しかし、今となってはそんな風に思っていた自分が恥ずかしい!!